2025.09.10
北海道大学医学部医学科に合格するには?偏差値・入試対策・合格のコツを徹底解説!
北海道大学医学部医学科は、全国の医学部志望者の中でも特に人気・実績ともに高く、難易度も非常に高い国立大学のひとつです。
偏差値や得点率ともにハイレベルな戦いが求められる中で、合格を勝ち取るには、的確な学習戦略と早期からの準備が欠かせません。
本記事では、北海道大学医学部医学科の基本情報や入試制度、科目別対策、学習計画の立て方など、合格に必要な情報をわかりやすく解説します。志望校として検討している方、医学部合格を目指す受験生は、ぜひ最後までご覧ください。
北海道大学医学部医学科とは
北海道大学医学部医学科は、北海道札幌市に位置する国立大学で、日本有数の歴史と実績を誇る医学部のひとつです。「臨床・研究・地域貢献」の三本柱を重視し、高度な専門知識と豊かな人間性を兼ね備えた医師の育成を目指しています。
また、豊かな自然環境と先進的な研究体制を活かした独自のカリキュラムも特徴で、全国から多くの医学部志望者が集まる難関校として知られています。
ここでは、北海道大学医学部の基本情報、教育方針、求められる人物像について詳しく解説します。
北海道大学医学部は、北海道札幌市北区の広大なキャンパス内に位置し、1919年に設立された長い歴史を持つ学部です。北海道大学は旧帝国大学の一つとしても知られ、国内外で高い評価を受けている総合大学であり、その中でも医学部は特に高い人気と実績を誇ります。
医学部医学科では6年間の一貫した教育課程が組まれており、基礎医学から臨床医学、さらに地域医療や国際医療に至るまで、幅広い視野と知識を養うカリキュラムが整備されています。
また、札幌市中心部にある附属病院をはじめ、多くの関連病院と連携しており、実践的な臨床教育にも力を入れています。
さらに、研究面においても最先端の医療技術や医学研究を推進しており、将来の医学をリードする人材を育成する場として、全国から優秀な学生が集まっています。
医学部医学科の教育方針と求める人物像
北海道大学医学部医学科の教育方針は、高い倫理観と豊かな人間性を備えた医学研究者・医療人を育成し、人類の健康と福祉に貢献することを目指しています。
単に知識や技術に優れた医師を育てるのではなく、患者一人ひとりの人生や価値観に寄り添える、人間性豊かな医療人の育成を重視しています。
具体的には、科学的探究心と倫理観を持ち、チーム医療を支える協調性やリーダーシップ、さらには地域社会や国際社会への貢献意識を持った人材の育成が掲げられています。
そのため、入試では学力だけでなく、面接や志望理由書を通じて人間性や将来のビジョンといった側面も評価されます。
求められる人物像としては、「強い探究心を持ち、粘り強く学び続ける姿勢」「多様な人々と協働し、信頼関係を築く力」「医療現場で課題を発見し、自ら解決策を考え行動に移せる力」が挙げられます。
こうした資質を育むための教育環境が整っており、将来を見据えた医学生の成長を力強くサポートしています。
履修コース
北海道大学医学部医学科では、6年間の教育課程が4つの段階的なコースに分かれて構成されています。
これにより、基礎から応用、そして実践に至るまで、段階的かつ体系的に医学を学ぶことができ、医師として必要な知識・技術・人間性をバランスよく身につけられるカリキュラムとなっています。
医学教養コース(1年次)
1年次では、総合教育部に所属し、他学部の学生と共に時間を過ごしながら、一般教養科目に加えて生命科学や倫理学、心理学、情報リテラシーなど、医療人としての視野を広げる学習が行われます。
ここでは、医療の基礎的な価値観や多角的な視点を養うこと
が重視されており、将来の専門的な学習に備えて、学習習慣と学問的思考力を身につける段階となっています。
基礎医学コース(2年次1学期~3年次1学期)
基礎医学コースは、2年次1学期から3年次1学期まで行われるカリキュラムで、人間の身体の構造・機能・病態に関する知識を深めることを目的としています。
主な内容としては、人体の正常な構造と機能を学ぶ「解剖学」「組織学」「画像解剖学」「生理学」、生命現象を分子・遺伝子レベルで理解する「生化学」「薬理学」、正常から病気に至る基本的なプロセスを学ぶ「微生物学」「免疫学」「病理学」「基礎応用腫瘍学」、そして人間の健康や疾病をさまざまな観点から考察する「衛生学」「公衆衛生学」「法医学」などが含まれます。
基礎医学コースにおける医学専門科目は、すべて必修科目として位置づけられています。
臨床医学コース(3年次2学期~4年次1学期)
臨床医学コースは、3年次2学期から4年次1学期にかけて開講され、内科・外科をはじめとする主要な臨床科目に関する講義や演習が実施されます。
このコースでは、疾患の診断・治療・予防に関する医学的知識を体系的に学ぶことが目的とされ、各診療科の特徴や最新の医療動向についても理解を深めていきます。
コースのはじめには、学生が各研究室に配属されて「医学研究演習」を1カ月間行い、実験手法や研究の考え方を学ぶことで、将来の基礎医学研究者や研究医への道を意識した学習機会が提供されます。
さらに、臨床医学コースの終盤では、全国共通の共用試験として「CBT(Computer-Based Testing)」と「臨床実習前OSCE(Pre-CC OSCE)」の2つが実施されます。
CBTでは知識と理解度を、OSCEでは医療面接(病歴聴取)や身体診察などの臨床技能が評価され、これらに合格することで臨床実習へと進むことができます。
臨床実習コース(4年次2学期~6年次)
臨床実習コースは、4年次2学期から6年次にかけて行われる、いわゆる「病棟実習(クリニカル・クラークシップ)」を中心とした実践的なプログラムです。
4年次2学期からは、北海道大学病院の各診療科を順に回り、実際の医療現場において診察・検査・治療の補助などを通じて、患者と直接向き合いながら実践力を養います。
医師や医療スタッフの指導のもと、責任ある行動が求められる中で実践的な学びを進めると同時に、実習で感じた課題や疑問を「臨床統合講義」で振り返り、総合的な診療能力の基礎を身につけていきます。
また、社会医学の実習もこの時期に行われ、医療の現実を多面的に理解する貴重な機会となります。
さらに、5年次2学期には、大学病院および学外の医療機関にて、4週間単位の診療参加型コア科臨床実習を6回実施します。6年次1学期には、一つの診療科または教室にて4週間の診療参加型選択科臨床実習を3回行い、より専門的な経験を積みます。
コースの終盤では、卒業試験の一環として全国共通の共用試験「臨床実習後OSCE(Post-CC OSCE)」が実施され、臨床技能と医療従事者としての態度について評価が行われます。
これらを経て、最終的に医師国家試験に合格すれば、正式に医師としての道が開かれます。
北海道大学医学部医学科の特徴
北海道大学医学部医学科には、他大学ではあまり見られない独自の制度や学習環境が整っています。
「移行制度」による柔軟な進路選択、獣医学部との学際的な連携、さらには在学中に大学院レベルの科目を履修できる制度など、学生の将来の選択肢を広げ、より深く学問を追求できる点が大きな魅力です。
ここでは、北海道大学ならではの医学教育の特徴について詳しく解説します。
移行制度
北海道大学では、1年次に全学教育を受けた後、2年次以降に各学部へ進学する「移行制度(いわゆる進学振分け制度)」が採用されています。この制度は、総合入試で入学した学生が、入学時に所属する学部に縛られることなく、1年間の学習成果や成績、本人の希望に基づいて進学先を選択できる仕組みです。
総合入試で入学した学生は、成績に応じて進学可能な学部が決まり、文系からでも医学部を目指すことが可能となっています。ただし、医学部医学科への進学枠は5名とされており、非常に狭き門です。
それでも、入学時に医学部医学科を志望できなかった受験生にとっては、学内選抜という形で再チャレンジのチャンスがある点は大きな魅力といえます。
また、もともと医学科に所属している学生にとっても、1年次の全学教育で他学部の学生と共に学ぶことで、幅広い教養と多角的な視点を養うことができ、医療への理解をより深める基盤となります。
このような柔軟な制度設計は北海道大学ならではの特色であり、将来の進路選択やキャリア形成の可能性を広げる重要な要素となっています。
獣医学部との共同研究
北海道大学医学部医学科の大きな特徴の一つに、同じキャンパス内にある獣医学部との連携による「ヒトと動物の医療をつなぐ学際的な研究環境」があります。
北海道大学は、全国でも数少ない獣医学部を有する大学のひとつであり、医学部と獣医学部が物理的に近接していることから、日常的に共同研究や教育交流が活発に行われています。
近年では、「One Health(ワンヘルス)」という概念のもと、人間・動物・環境の健康は密接に関連しているという考え方が世界的に広がっており、感染症・再生医療・遺伝子研究などの分野で、人医療と獣医療の協働が重要視されています。
北海道大学ではこの考え方をいち早く取り入れ、医学部と獣医学部が連携した研究プロジェクトが複数立ち上がっています。
学生にとっても、こうした最先端の学際的研究に触れることは大きな刺激となり、研究への興味や将来的なキャリア選択の幅を広げる貴重な機会となります。
特に大学院進学を視野に入れる学生にとっては、異分野の専門家とネットワークを築くことができる点も大きなメリットです。
このように、獣医学部との連携による共同研究は、北海道大学医学部医学科ならではの強みであり、国際的な視野で医療や生命科学を学びたい学生にとって大きな魅力となっています。
外国語能力向上の支援
北海道大学医学部医学科では、将来国際的に活躍できる医療人の育成を目指し、英語力向上のための支援が充実しています。例えば、辞書を使わずに英語の専門文献を読めるレベルの読解力を身につけることを目標としています。
具体的には、英語で出題される定期試験科目の増加や、留学生の英語でのプレゼンを聞いたり英語で交流したりしながらランチができる『English Lunch Café』の開催、さらには交換留学制度の推進など、さまざまな取り組みが行われています。
これらの取り組みにより、英語の実践力が自然と養われ、実際に国際会議での口頭発表や、海外の研究者・留学生とのコミュニケーションを積極的に行う学生も増えています。
こうした国際的な環境の中で、北海道大学医学部医学科は、グローバルな視野を持ち、世界で通用する医師・医学研究者の育成を目指しています。
北海道大学医学部医学科の偏差値と入試難易度
北海道大学医学部医学科の偏差値は全国的にも非常に高く、難関国立医学部のひとつに数えられています。
Benesse「マナビジョン」のデータによると、医学科の偏差値は72、共通テストの得点率は90%に達しています。合格者の多くはトップレベルの進学校出身であり、早い段階から医学部受験に向けた準備を進めているのが特徴です。
さらに、二次試験では高度な思考力と記述力が求められ、理系科目の完成度はもちろん、英語や小論文における表現力も重要な評価対象となります。
全国から優秀な受験生が集まるため、競争は激しく、北海道大学医学部医学科を目指すには、早期からの対策と着実な実力養成が不可欠です。
【北海道大学医学部医学科】入試情報
北海道大学医学部医学科に合格するためには、共通テストと二次試験の両方で高得点を狙う必要があります。試験科目や配点のバランスを正しく把握し、自分の得意分野を活かせる戦略を立てることが、合格への近道となります。
ここでは、北海道大学医学部医学科の入試における科目構成と配点、共通テストで重視される科目、さらに二次試験の出題傾向と効果的な対策ポイントについて、詳しく解説します。
入試科目と配点
Benesse「マナビジョン」の情報によると、北海道大学医学部医学科の一般選抜(前期日程・2026年度入試情報)における共通テストの入試科目は、受験教科数:6、受験科目数:8、配点合計:315点となっています。
個別試験(二次試験)は、受験教科数:3、配点合計:525点に加え、面接が実施されます。
また、総合型選抜「フロンティア入試TypeⅠ」(2026年度入試情報)では、個別試験として小論文・面接・調査書・その他が課され、共通テストは受験教科数:5、受験科目数:7です。
全体の得点バランスを意識し、共通テストと個別試験の双方で高得点を取るために、早期から計画的な対策を進めることが重要です。
共通テストの配点と重要科目
各教科で安定した得点力が必要ですが、特に数学と理科は個別試験(二次試験)にも直結するため、精度の高い理解力と計算力が求められます。
また、英語ではリーディングとリスニングのバランスが重視されるため、リスニング対策をおろそかにすることはできません。国語や社会も加点対象となるため、得点源としてしっかり準備しておくことで全体の得点力の底上げにつながります。
共通テストで高得点を確保できれば、二次試験での負担を軽減できるため、全教科をバランスよく対策することが合格へのカギとなります。
個別試験(二次試験)の出題傾向と対策ポイント
共通テストの合計点が315点に対し、個別試験(二次試験)は525点と配点比率が高いのが特徴です。試験は理科・数学・英語の3教科と面接で構成されています。
理科
理科は物理基礎・物理が必須で、もう1科目は化学基礎・化学または生物基礎・生物を選択します。
物理:標準的な問題が多いですが、問題数が多くスピードが必要です。力学と電磁気は必出で、熱力学または波動からも出題される傾向があり、過去問分析が必須です。
化学:問題数が多く試験時間が短いのが特徴です。応用問題も一部出題されるため取捨選択が重要となります。。理論・無機・有機・高分子からバランスよく出題されます。
生物:各単元から幅広く出題され、総合問題が多く取り組みやすいですが、論述・考察問題で差がつくので対策が必要です。
数学
数学は近年難化傾向にあり、ベクトル・微積分・確率が頻出です。試験時間が短いため、難問は取捨選択し、計算力と論証力を重点的に鍛える必要があります。
英語
英語は試験時間が短く、時間配分と解答順を工夫する必要があります。前半2題は標準的な長文読解、後半は短めの長文を読んで解答する自由英作文問題1題、会話文の穴埋め問題の1題となっているのが特徴です。多様な形式に慣れる演習を積みましょう。
面接
面接は受験生1人に対し面接官3人で行われ、均等に質問がされます。医師志望の理由などの基本質問に加え、最新のニュースや医療トピックに関する自分の考えも求められます。事前準備が鍵です。
・尊敬する医師・科学者は?その理由と短所は?
・北海道大学医学部を志望した理由は?
・入学後に取り組みたいことは?
・将来は臨床医と研究医どちらを目指しますか?
・iPS細胞について知っていることは?
・医師の地域偏在についてどう考えますか?
・臓器移植について知っていること、ドナーへの寄り添い方は?
・あなたの特技は?その特技が人格形成にどう影響しましたか?
・最近気になったニュースは?
・あなたは医師に向いていると思いますか?
科目別・効果的な勉強法
北海道大学医学部医学科の合格を目指すうえで、各教科ごとに適切な勉強法を実践することは非常に重要です。単に暗記や問題演習を繰り返すだけではなく、科目ごとの出題傾向や求められる思考力に応じた対策が求められます。
ここでは、英語・数学・理科・国語・社会といった主要科目について、効果的な勉強法と学習ポイントを具体的に解説します。
英語
北海道大学医学部医学科の英語は、長文読解を中心とした記述問題が特徴です。単語や文法といった基礎知識に加え、大量な文章量に対応するための持続的な集中力と速読力が求められます。
また、要約問題や和訳・英訳にも対応できるよう、英文構造を意識した精読と英語表現力を磨く練習が欠かせません。さらに、会話文問題はディスカッションに近い形式で出題されるため、過去問題を活用して形式に慣れることが効果的です。
限られた時間内で正確に内容を把握する情報処理力を養うことが、英語で得点を伸ばすカギとなります。
数学
数学はここ数年で難化が進んでおり、図形的な考察を必要とする問題や微積分における本格的な計算、さらに高度な論証力が求められます。
また、結果だけでなく導出過程の正確さも重視されるため、数学的帰納法・背理法・グラフを用いた解の存在証明・不等式証明など、さまざまな論証形式に慣れておく必要があります。
問題には誘導が設けられているものも多く、誘導を適切に活用しながら解答を進める力が重要です。完答が難しい問題もあるため、限られた時間内で得点を最大化する取捨選択が合否を分けます。
ミスを恐れずに解き進め、後から冷静に検証する「演習→分析→再挑戦」のサイクルを回すことが、数学の実力を着実に高めるポイントです。模試の復習も積極的に活用し、弱点を可視化して補強していきましょう。
理科(物理・化学)
理科(物理・化学)は、二次試験における重要な得点源です。
物理では、力学・電磁気・波動といった主要分野を中心に、数式の意味を理解しながら物理現象を論理的に捉える力が求められます。図やグラフを用いた問題も多いため、視覚的情報の読み取り訓練が有効です。
化学では、理論化学と有機化学の比重が高く、計算問題や反応機構を正確に処理する応用力が問われます。まずは教科書レベルの知識を確実に定着させ、その上で実験結果を考察する記述問題や、複数ステップを要する計算問題に対応できる力を養う必要があります。
過去問演習を通して出題パターンや問い方に慣れ、制限時間内で正確に解答するアウトプット力を鍛えることが、高得点を狙ううえでの近道です。
国語・社会
国語と社会は、共通テストでの得点バランスを整えるうえで重要な役割を果たします。
国語では、現代文の読解力と古文・漢文の基礎知識をバランスよく押さえることがポイントです。現代文は論理構成をつかむ力が求められ、選択肢問題では根拠をもとに正解を選ぶ習慣を身につけましょう。古文・漢文は文法や句形、語彙を身につけたうえで、丁寧な読解演習を積み重ねることで、得点を安定させやすくなります。
社会(倫理・政経・地理など)は暗記中心ですが、共通テストでは思考力を問う設問が増えており、表やグラフを読み取る力も必要です。直前に詰め込むよりも、早期に基礎を固め、過去問を通じて演習を重ねることが、確実な得点源に仕上げるポイントとなります。
合格に近づくための学習計画と習慣
北海道大学医学部医学科の合格を勝ち取るためには、短期集中型の学習だけでは不十分です。学年ごとの目標に応じた長期的な学習計画と、日々の継続的な学習習慣の定着が不可欠です。
特に、高1・高2では基礎力の徹底が、高3では本格的な受験対策が求められます。また、模試を活用して現状を分析し、改善のサイクルを回すことが合否を分ける重要なポイントとなります。
ここでは、志望校合格に直結する、具体的な学習の進め方について詳しく解説していきます。
高校1年生・高校2年生の過ごし方
北海道大学医学部医学科を目指すうえで、高校1年生・高校2年生の過ごし方は非常に重要です。この時期は、入試の土台となる基礎学力の定着に集中しましょう。
特に英語・数学・理科の主要3科目は、高校の授業をおろそかにせず、定期テストを活用して理解度を深めることが大切です。さらに、日々の学習習慣を身につけることや、復習を重視した勉強スタイルの確立が、後の大きな伸びにつながります。
また、共通テストや記述式試験の傾向を意識し、演習問題に早めに取り組むことも効果的です。加えて、将来の進路や職業観を養うために、医療現場の情報収集や大学のオープンキャンパスへの参加もおすすめです。
高校1年生・高校2年生の時期に学ぶ姿勢や勉強の質を高めておくことで、高校3年生からの本格的な受験勉強へスムーズに移行することが可能になります。
高校3年生の過ごし方
高校3年生では、本格的な受験勉強に突入し、志望校合格に向けた戦略的なスケジューリングが求められます。
春〜夏は基礎事項の総復習と弱点補強に取り組み、9月以降は共通テスト対策と二次試験対策を並行して進める必要があります。
特に共通テストの得点比率が高い北海道大学医学部医学科では、早めにマーク式問題の演習を始めることが効果的です。秋からは時間配分や本番形式を意識した演習を取り入れ、実戦感覚を養いましょう。
12月以降は過去問演習を軸に「点を取る力」を磨くことが大切です。同時に、生活リズムやメンタル面の安定も意識した学習スケジュールを整えることが求められます。
限られた時間を有効に使うために、週単位・月単位で学習計画を立て、進捗を記録・調整しながら継続することが、合格への近道となります。
模試の活用と復習のポイント
模試は、実力を測るだけでなく、自分の課題や得点戦略を見直す絶好の機会です。特に共通テスト模試・記述模試・大学別模試など、多様な形式の模試を受けることで、本番に近い出題や雰囲気に慣れることができます。
ただし、模試を「受けるだけ」で終わらせず、復習の質にこだわることが合格へのカギとなります。模試後はできるだけ早く自己採点を行い、得点できなかった問題や曖昧だった問題を中心に原因を分析しましょう。
解答・解説を丁寧に読み、なぜ間違えたのか、どの知識や思考が足りなかったのかを明確にすることで、今後の学習内容に反映できます。
さらに、間違えた問題はノートにまとめて再演習を繰り返すことで、苦手分野の克服につながります。模試の結果に一喜一憂するのではなく、「次に活かす」姿勢を持つことが、受験勉強全体の質を高めるポイントです。
「BrainsGym」で実現する医学部合格
画像出典:BrainsGym
北海道大学医学部医学科のような最難関校に合格するには、綿密な学習計画と的確な指導体制が不可欠です。
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ここでは、BrainsGymの強みである個別指導体制や充実した学習環境について、詳しくご紹介します。
志望校別の個別カリキュラム
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一斉授業では難しい「どの科目を、いつ、どのように取り組むか」といった具体的な戦略まで落とし込み、効率的かつ無駄のない学習を実現します。
例えば、北海道大学医学部では、共通テスト対策と記述型の二次試験対策をバランスよく並行させる必要がありますが、時期ごとに最適化された演習プランや課題が提示されるため、学習の迷いをなくし、着実に得点力を養うことが可能です。
さらに、定期的な面談により進捗確認とカリキュラムの調整を行うことで、自分のペースを維持しながら合格に必要な実力を着実に積み上げていくことができます。
プロ講師による徹底指導
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さらに、医学部受験特有の注意点や、最新の入試情報に基づいたリアルで具体的なアドバイスが受けられる点も、受験生にとって大きなメリットとなっています。
自学自習では得られないプロの視点とノウハウによるサポートで、受験生を合格まで力強く導きます。
自習室・質問対応など学習環境の充実
BrainsGymでは、学習の質を最大限に引き上げるための環境づくりにも力を入れています。
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また、自習中に出た疑問をその場で解決できる質問対応体制も整っており、生徒の質問に迅速かつ丁寧に答えることで、学習の停滞を防ぎ、「わからないまま放置しない」学びのサイクルを実現しています。
さらに、定期的な面談や学習相談、模試の振り返りによるフィードバック体制も充実しており、講師と生徒との距離が近いことも安心要素のひとつです。精神的な不安やモチベーションの波にも寄り添い、勉強面だけでなくメンタル面でも受験生を力強くサポートしています。
医学部受験という長期戦を乗り切るためには、「いつでも頼れる環境」が不可欠です。BrainsGymでは、その理想を実現する学習環境と支援体制を整え、生徒の挑戦を全力で支えています。
まとめ
北海道大学医学部医学科は、全国でも屈指の難関校であり、合格には高度な学力に加え、計画的かつ戦略的な学習が不可欠です。
学年ごとの目標設定と学習習慣の確立、科目ごとの出題傾向に合わせた対策、そして模試や過去問を通じた実戦力の強化が、合格への道を切り開きます。
また、安心して勉強に集中できる学習環境と、信頼できる指導体制も合否を大きく左右します。
会員制予備校「BrainsGym」では、志望校別の個別カリキュラム、経験豊富なプロ講師陣による指導、AI学習システム「atama+」を活用した個別最適型指導「BGパーソナル」、そして充実した自習室や質問対応といったサポート体制が整っており、北海道大学医学部医学科を本気で目指す受験生にとって非常に心強い存在です。
教室見学・無料体験は随時受付中ですので、興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。